メールの一斉送信法にはCCとBCCがありますが、違いは何なんでしょう?
簡単に言うとCCは同じ内容のメールを複数の人に送るとき一斉送信したメンバーが受信した側の人にわかります
それに対してBCCは同じ内容のメールを複数の人に送るとき一斉送信したメンバーが受信した側の人にわかりません
そのため「同じ内容のメールを複数の取引先に送りたいが、送った取引先には一斉送信していることがバレないようにしたい」という場合に使うことになります
さて、BCCの設定の仕方ですが、outlookの初期設定画面にはBCCはありません
ですのでBCCで送りたい場合は「宛先(T)」または「CC(C)」をクリックします
すると
するとこのように出BCC(B)がてきます(設定によっては初めから表示されている場合もあると思います)
こちらのBCC(B)のところに送信したい相手先のメールアドレスを;区切りで入力すると、一斉にメールを送付でき、かつ送った相手には一斉送信したことはわからないという仕組みです
しかし、BCCメールにはいくつか注意しないといけない点があります
①情報漏洩のリスクがある
BCCで送ろうとしたのに間違えて「TO」や「CC」で送ってしまうと、一斉送信した他の取引先の情報が漏洩してしまいます
②迷惑メールに振り分けられてしまう可能性がある
2024年2月より、Gmail送信者ガイドラインが変更されたためBCC配信で主に使われる送信元アドレスである、フリーアドレス(@gmail.com、@yahoo.co.jp)からの一斉配信は迷惑メールフォルダに振り分けられてしまう可能性が非常に高くなります
③メールの大量配信を行っている送信元メールのIPアドレスがキャリア側にブラックリストとして認識されて通常のメールも送信できなくなることがある
④メールの配信遅延を引き起こすことがある
⑤レンタルサーバの契約によってはメールの送信数に上限が設けられており、一定時間メールの送信ができなくなることがある
このような理由から、現在BCCの機能はあまり使われなくなっているようです
ビジネスで多数の取引先に情報を送信したい場合はメールマガジンなどの利用を検討すると良いかもしれません
コメント